F-35 ライトニング II
用途戦闘機
分類A・B型 多用途戦闘機
C型 艦上戦闘機・多用途戦闘機
製造ロッキード・マーティン社
運用アメリカ合衆国海軍?
アメリカ合衆国空軍?
アメリカ合衆国海兵隊?
運用状況現役
値段A型 7,790万ドル
B型 1億130万ドル
C型 9,440万ドル

概要

アメリカ空軍が計画している統合打撃戦闘機計画に基づいて開発された、第5世代ジェット戦闘機に分類されるステルス機。ロッキード・マーティン社はF-35を輸出可能な最初の第5世代ジェット戦闘機とする。ちな、F-22も第5世代ジェット戦闘機。実証機だったX-35は2000年に初飛行を行い、競作機となったX-32との比較の結果、X-35が統合打撃戦闘機計画に選定され、量産機のF-35は2006年に初飛行、アメリカ空軍への導入は2011年5月から開始され、初期作戦能力の獲得は2015年7月31日のアメリカ海兵隊のF-35Bが初めてとなった。2015年内には一年間で45機としていた量産目標を初めて達成した。2018年4月13日には、システム開発実証飛行試験を全て合格した。
統合打撃戦闘機計画の名の通り、ほぼ同一の機体構造を用いながら、基本型の通常離着陸機であるF-35A、短距離離陸垂直着陸機のF-35B、艦載機型のF-35Cという3つの派生型を製造する野心的プロジェクトである。統合打撃戦闘機計画においてF-35とF-22は一角を担うほど素晴らしい戦闘機である。戦闘機のマルチロール機化は、現代の戦闘機開発の主流となっているが、1960年代には空軍の戦闘爆撃機と海軍の艦隊防空戦闘機を兼務するF-111の開発において、機体が大型化したため、期待した任務の全てを果たせず失敗している。対してF-35は、比較的小型の機体で多任務とステルス能力の付加、さらには基本設計が同一の機体でCTOLとSTOVLを派生させるという前例の無い多任務能力を達成し、採用予定国も複数に上る。また、F-35Bは世界初の実用超音速STOVL戦闘機となる。イギリスと共同開発したという話があるがそれはないとおもわれる。多分アメリカ空軍の戦闘機開発では最大の偉業なのではないかと思われる。アメリカ空軍・海軍・海兵隊、イギリス空軍・海軍などが採用を決定していて、アメリカ軍はF-35を2,443機配備することを予定しており、さらに現在F-16などの旧世代戦闘機を使用している国でも採用される可能性が高いため、最終的な製造数は5,000機以上にのぼることも予測されている。しかし、開発の遅延や当初予定より大幅なコスト高などの大量の課題も抱え、2014年3月時点で開発総額は3,912億ドルに達すると判明している。一方で今後半世紀程は世界中の空軍や海軍で各仕様が運用されることが決まっている。半世紀程というより2070年まで使用を検討している。

調達価格は、国内・海外向け仕様や契約の違いにより横並びで比較することは難しいが、1億ドルを超える価格とされてきた。こういう高コスト体質戦闘機は、アメリカ国内のメディアの批判の対象となっており、コストの削減が進められている。2022年のアメリカ国防省の調達価格は8000万ドルに低下する。運用期間については、先述の通り2070年までの使用が計画されている。まぁそれまで使いもんになっていればの話ですがな。

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